語調ことば)” の例文
と課長は彼独得の、おとなしい、それでいて威厳のある語調ことばで口をきった。この語調は彼が官庁の飯を食い出してから二十余年の間に習得されたものであった。
犠牲者 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
女は投げつけるような語調ことばで、誰も住んでいないよしを答えた。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)