“話児(はなし)” の例文
渠は話児(はなし)を釣るべき器械なる、渠が特有の「へへえ」と「なるほど」とを用いて、しきりにその顛末(てんまつ)を聞かんとせり。乙者(おつ)も劣らず水を向けたりき。髭ある人の舌本(ぜっぽん)はようやく軟(やわら)ぎぬ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)