“訝(をかし)” の例文
訝(をかし)な事には、少し離れて寫すと、顏が長くなつたり、扁(ひらた)くなつたり、目も鼻も歪(ゆが)んで見えるのであつたが、お定は幼(おさな)心に、これは鏡が餘り大き過ぎるからだと考へてゐたものだ。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
訝(をかし)な事には、少許(すこし)離れて写すと、顔が長くなつたり、扁(ひらた)くなつたり、目も鼻も歪んで見えるのであつたが、お定は幼心に、これは鏡が余り大き過ぎるからだと考へてゐたものだ。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)