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訃音
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しらせ
ふりがな文庫
“
訃音
(
しらせ
)” の例文
「駿河台の御隠居様が、今朝急病で
御逝去
(
おなくなり
)
なすったって。」「ええ。」「
訃音
(
しらせ
)
がありましたよ。あら、
貴嬢
(
あなた
)
は御存じではなかったの、まあ御坐り遊ばせ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
月かくす雲花散らす風は、世に免れぬ例かや、浅木様の母御俄に御国もとにて、身まかりたまひしとの
訃音
(
しらせ
)
に、一度は帰りたまはではかなはぬ事となりにしぞ。
葛のうら葉
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
其の
後
(
ご
)
奥様
附
(
づき
)
で牛込の方へ行ったとばかりで
後
(
あと
)
は手紙一本も寄越さぬくらい、実に
酷
(
ひど
)
い奴で、夫五兵衞が亡くなった時も
訃音
(
しらせ
)
を出したに帰りもせず、返事もよこさぬ不孝もの
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“訃音”の意味
《名詞》
死亡の知らせ。
(出典:Wiktionary)
訃
常用漢字
中学
部首:⾔
9画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“訃”で始まる語句
訃
訃報