“触状”の読み方と例文
読み方割合
ふれじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめ会議の開催は、月の内の二十七日と予想されていたが、滝川一益などの来着が遅れ、その後また、一日延びて、ようやく、七月一日の夕べ、在清洲の総大名衆へ、触状ふれじょうがまわった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中でも、伊之助は福島総管所からのお触状ふれじょうにより、新政府が産業奨励の趣意から設けられた御国産会所というものへ呼ばれ、その会合から今々帰ったばかりだと言って、息をはずませていた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)