“角端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどつぱ50.0%
かどはな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この頃の大水に浸つた家々のゆかは、まだ乾かない。夜は焼鳥とおでんやの出る角端かどつぱ明店あきみせの前へ棚を据ゑて、葉のしなびた朝顔鉢が七つばかり並べてあつた。うりものと仮名で貼札してある。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
その水勢でクリの木は下流へ押し出で角端かどはなという所の出端に横になって流水を押し塞いだ。それが破れなんだらどんなことになろうと村人は騒ぎたてたが、どうともする術がなかった。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)