視誉みほ)” の例文
されど我が物は傘の雪をも軽しとし、人の物は正宗にも疵を索むるが傾きやすき我等の心なれば、我は我が竿を良しといひ、弟はまたおのれのを良しと云ひて、互ひに視誉みほめ手誉めを敢てす。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)