見醒みざ)” の例文
「君はカラー・センスのない男だね。ああ云う派出な着物は、集会の時や何かにはごくいいのだね。遠くから見て、見醒みざめがしない。うつくしくっていい」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「是非一つお願ひ致したいもので御座います。書はどうも六朝でないと見醒みざめが致しましてね……」