見通みとお)” の例文
見通みとおしのきかぬ曲がり角の近くで、この道にめずらしい自転車が見えたのだ。自転車はすうっと鳥のように近づいてきたかと思うと、洋服をきた女が、みんなのほうへにこっと笑いかけて
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)