見奉みたてま)” の例文
出陣のはかまを着候ひしに、わが妻、わが袴の腰を当てつつ、あはれ、相構あひかまへて二見奉みたてまつらばやと言ふに、我が額の髪を切つて妻に与へ、妻の髪をば、わが守り袋に入れ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)