“見分役”の読み方と例文
読み方割合
けんぶんやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君侯の残念とをしたため、やがて明日あすはここへ立つであろう公儀の見分役けんぶんやくへ対して、自分たちのひるみなき正義と、主家の立場とを明かにした「申し分」の訴えであった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
半蔵が家の表も二尺通り石垣いしがきを引っ込め、石垣を取り直せとの見分役けんぶんやくからの達しがあった。道路は二間にして、道幅はすべて二間見通しということに改められた。石垣は家ごとに取りくずされた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)