“形見分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたみわけ50.0%
かたみわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アヽ私もねこゝにいる気はさら/\無いから、形見分かたみわけのお金も有るのだけれども、四十九日まで待ってはいられないから、少しは私のたくわえも有るから、それを
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は形見分かたみわけの事も遺言状に書かして置いたし、お前の事も書かしてね、其処そこは旨く行って居るけれども、旦那がなおればまだ五十五だもの、其様そんなにお爺さんでもないから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
方々へ香奠返しをする折に、秋子の形見分かたみわけとして貰ったのを、袖丈を縫い直した衣類だった。
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)