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覊絆
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きずな
ふりがな文庫
“
覊絆
(
きずな
)” の例文
従来久しく世間の無理解なる差別待遇の
覊絆
(
きずな
)
に囚われて、人間としての活動を束縛せられ、生存を脅かされたことから解放せられんとの運動であります。
融和促進
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
ただこの順境が一転して
逆落
(
さかおと
)
しに運命の
淵
(
ふち
)
へころがり込む時、いかな夫婦の間にも気まずい事が起る。親子の
覊絆
(
きずな
)
もぽつりと切れる。美くしいのは血の上を薄く
蔽
(
おお
)
う皮の事であったと気がつく。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
人に云わぬ盾の歴史の
中
(
うち
)
には世もいらぬ神もいらぬとまで思いつめたる望の綱が
繋
(
つな
)
がれている。ウィリアムが日毎夜毎に繰り返す心の物語りはこの盾と浅からぬ因果の
覊絆
(
きずな
)
で結び付けられている。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
覊
部首:⾑
25画
絆
漢検1級
部首:⽷
11画
“覊”で始まる語句
覊旅
覊
覊絏
覊亭
覊客
覊束
覊綱
覊縛
覊縻
覊絏牢