“覆面頭巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくめんづきん75.0%
ふくめんずきん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入口の響板が三つ鳴つたので、——この夜更けにと思ひましたが、念のために出て見ると、まだ生温いのに覆面頭巾ふくめんづきんで顏を
羊羹色やうかんいろ紋附もんつきさ、短いのを一本差したつきりで、覆面頭巾ふくめんづきんは冠つて居たさうだが、顏はこれを見てくれと言はぬばかりに、さらして居たさうだよ。
それにしても、あの覆面頭巾ふくめんずきんをどうするつもりなのだろう。あのまま湯の中へはいるのかしら。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)