要時しばし)” の例文
想へば恵まれたるながめなるかな、ただ要時しばし、中空にかかりぬべき虹の橋は、やがて常住の影をここにあらはすがごとし、そのかがやく欄干おばしまりて、わが霊魂たましひは無限の歓喜を受けたりき。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)