要処ようしょ)” の例文
すると文吉はくすぐったさが鼻へ抜け、痛さが身体中の要処ようしょ々々の力を引抜き、たゞ「あー あー」と口を開けて全身は空にもがくだけであります。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)