トップ
>
西館孤清
>
にしだてこせい
ふりがな文庫
“
西館孤清
(
にしだてこせい
)” の例文
近衛家
(
このえけ
)
に縁故のある津軽家は、
西館孤清
(
にしだてこせい
)
の
斡旋
(
あっせん
)
に依って、既に官軍に加わっていたので、路の
行手
(
ゆくて
)
の東北地方は、秋田の一藩を除く外、
悉
(
ことごと
)
く敵地である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
当時藩職におって、津軽家をして士を失わざらしめんと欲し、極力脱籍を防いだのは、大参事
西館孤清
(
にしだてこせい
)
である。成善は西館を
訪
(
と
)
うて、東京に往くことを告げた。西館はおおよそこういった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
しかし成善は念のために大参事
西館孤清
(
にしだてこせい
)
、少参事兼大隊長加藤
武彦
(
たけひこ
)
の
二人
(
ににん
)
を見て意見を
叩
(
たた
)
いた。二人皆成善は医として
視
(
み
)
るべきものでないといった。武彦は
前
(
さき
)
の
側用人
(
そばようにん
)
兼用人
清兵衛
(
せいべえ
)
の子である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
館
常用漢字
小3
部首:⾷
16画
孤
常用漢字
中学
部首:⼦
9画
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画