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ふりがな文庫
“
西貢
(
サイゴン
)” の例文
輪廻
(
りんね
)
とか
応報
(
おうほう
)
とかむずかしいことをながながと書いたすえ、つらつら
観法
(
かんぽう
)
するところ、お前は何日に
西貢
(
サイゴン
)
へ着くが、その翌日こういうことがある。
予言
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
フランスの船は、
海防
(
ハイフォン
)
とか
西貢
(
サイゴン
)
とかの、仏領交趾支那の港に寄る。そして、そこからまた、満期になったフランスの下士官どもや兵隊が大勢乗った。
日本脱出記
(新字新仮名)
/
大杉栄
(著)
おい、もう空だぜ、この罎は……、台湾、上海、
西貢
(
サイゴン
)
、新嘉坡……それと、ここにもう今年で七年……。好きなことは何でもやつて来たが、やつたことは好きなことばかりぢやない。
牛山ホテル(五場)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
西貢
(
サイゴン
)
出帆の独逸汽船に乗り、コロンボで英国船に乗換え、二月二十六日の日没後にナポリで下船し、「ホテル・カルディナーレ」で先着の兄と落合うことになるのである。
悪の花束
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「まあさういふわけですけど、丁度、香港からシャルジュウル・レユニつていふ会社の船が
明後日
(
あさつて
)
はいるんですの。それへ乗ると、
西貢
(
サイゴン
)
で前の船に追ひつける予定なんですわ。二日もゐればたくさんね」
落葉日記
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
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そのほか
西貢
(
サイゴン
)
やシンガポールあたりへ、ひどい女の沈めかたをしているそうだし、……あいつには、ひとのうらみもずいぶんかかっているわけで、僕の想像じゃ、こんどの事件は
金狼
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
西貢
(
サイゴン
)
あの顔あの声
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
そいで子供も令嬢も昨日
西貢
(
サイゴン
)
から着いた
安南人
(
アナミ
)
に頼むつもりなんですけど、この
山車
(
シャル
)
の前に、どうしても、繩でしばられて先に立って行く
支那の大官
(
マンダリナ
)
がなければ気分が出ないと思うんですの
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
西
常用漢字
小2
部首:⾑
6画
貢
常用漢字
中学
部首:⾙
10画
“西貢”で始まる語句
西貢米