褪赭たいしゃ)” の例文
くろい木立。百姓家。街道。そして青田のなかに褪赭たいしゃ煉瓦れんがの煙突。
城のある町にて (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
曾遊そうゆう榛名はるな赤城あかぎの山々は、夕の空に褪赭たいしゃ色ににじんでいた。
雪の武石峠 (新字新仮名) / 別所梅之助(著)