“裾着”の読み方と例文
読み方割合
すそぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐怖のために彼女は、両ひじを腰につけ、かかと裾着すそぎの下に引っ込ませ、できるだけ小さくちぢこまり、ようやく生きるだけの息をついていた。
かがんだままに、乱れた後れ毛を掻きあげてから、両手を腰へあてて、派手な裾着すそぎの下でくるっと胴体をひねると、彼女は矢車菊を一本くちくわえて、畦づたいにすたすた歩きだした。
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
裾着すそぎもないんだな。さあ、これでもまあ着るがいい。」