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表情
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かほつき
ふりがな文庫
“
表情
(
かほつき
)” の例文
お客は
燕
(
つばめ
)
のやうな口もとをして、気味わるさうに一寸皿の物を嘗めたが、言ひ合はせたやうに変な
表情
(
かほつき
)
をして、その儘
匙
(
さじ
)
をおいてしまつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そして小説家も音楽家と同じやうに、余りいゝ月日の
下
(
もと
)
には生れ合はさなかつたものだなといつたやうな
表情
(
かほつき
)
をした。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それでもあの哀しさうな
表情
(
かほつき
)
を見ると、雀たちの腹に
念
(
おも
)
つてゐることくらゐは、ほぼわかるやうな気がする。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
店員は南京虫のやうにそこらの手さげ鞄かシヤツの縫ひ目に潜り込んでしまひたいやうな
表情
(
かほつき
)
をした。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そして石屋の担ぎ込むだ石だけでは何だかまだ物足りない様に思つて、いつそ石屋の
主人
(
あるじ
)
も、人夫も、門先きを通りかゝつた
跛
(
ちんば
)
の
狗
(
いぬ
)
ころも、みんな石になつて欲しい様な
表情
(
かほつき
)
をした。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“表情”の解説
表情(ひょうじょう)とは、感情や情緒を、外見や身振りなどに出し表す行為、あるいは現れたもの。
(出典:Wikipedia)
表
常用漢字
小3
部首:⾐
8画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“表情”で始まる語句
表情的
表情筋
表情遊戯