街端まちはづ)” の例文
手品師は、街角から、街角に、歩るき廻つて手品をやり、夕方疲れて宿に帰るときには、この街の街端まちはづれを流れる河岸に、かならずやつて来ました。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
まあ、たとへばお前達を、その屠殺場といふ、街端まちはづれの黒い建物の中にひつぱり込んで、額を金槌でぽかりと殴りつけるのだ、すると額からは、血といふ赤いものが流れだして。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)