トップ
>
蠱物
>
まじもの
ふりがな文庫
“
蠱物
(
まじもの
)” の例文
当麻語部とか
謂
(
い
)
った
蠱物
(
まじもの
)
使いのような婆が、出しゃばっての差配が、こんな事を
惹
(
ひ
)
き起したのだ。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
しかじかのよしを語れば、此の法師鼻を高くして、これらの
三三五
蠱物
(
まじもの
)
らを
捉
(
と
)
らんは何の
難
(
かた
)
き事にもあらじ。必ず
三三六
静まりおはせとやすげにいふに、人々心落ちゐぬ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
根津仏町
勘解由店
(
かげゆだな
)
の
刑部
(
おさかべ
)
屋敷の露地口で、京助という手代から、
一個
(
ひとつ
)
の品物を奪い取って以来、碩寿翁は
蠱物
(
まじもの
)
にでも
憑
(
つ
)
かれたかのように、心が絶えず動揺し、心が恐怖に襲われた。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
当麻語部とか謂つた
蠱物
(
まじもの
)
使ひのやうな婆が出しやばつての差配が、こんな事を惹き起したのだ。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
蠱
漢検1級
部首:⾍
23画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“蠱物”で始まる語句
蠱物姥