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蝋涙
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らふるゐ
ふりがな文庫
“
蝋涙
(
らふるゐ
)” の例文
彼はみづから燃え尽きようとする一本の
蝋燭
(
らふそく
)
にそつくりである。彼の所業やジヤアナリズムは即ちこの蝋燭の
蝋涙
(
らふるゐ
)
だつた。
続西方の人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
勘五郎の返事を
背後
(
うしろ
)
に聽いて、平次は穴倉の中に入つて行きました。入口の石の上に、したゝか
蝋涙
(
らふるゐ
)
が
滾
(
こぼ
)
れてゐるだけ、穴倉の中には、埃が一寸ほども積つて、人の入つた樣子などはなかつたのです。
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
蝋涙
(
らふるゐ
)
の冷えゆく除夜の闇に寝る
今日:02 今日
(新字旧仮名)
/
西東三鬼
(著)
蝋
漢検準1級
部首:⾍
14画
涙
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“蝋”で始まる語句
蝋燭
蝋
蝋色鞘
蝋塗
蝋色
蝋細工
蝋石
蝋管
蝋鞘
蝋梅