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虵
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をろち
ふりがな文庫
“
虵
(
をろち
)” の例文
後よく
慎
(
つつし
)
み給へといふ。豊雄地に
額着
(
ぬかづき
)
て、此の事の始めよりかたり出でて、
猶
(
なほ
)
二八一
命得させ給へとて、恐れみ
敬
(
うやま
)
ひて願ふ。翁、さればこそ、此の
邪神
(
あしきかみ
)
は年
経
(
へ
)
たる
虵
(
をろち
)
なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
人々
驚
(
お
)
ぢ隠るるを、法師
嘲
(
あざ
)
みわらひて、老いたるも
童
(
わらは
)
も必ずそこにおはせ、此の
虵
(
をろち
)
只今
捉
(
と
)
りて見せ奉らんとてすすみゆく。閨房の戸あくるを遅しと、かの
蛇
(
をろち
)
頭
(
かしら
)
をさし出して法師にむかふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
虵
部首:⾍
9画