虫唾むしづ)” の例文
旧字:蟲唾
虫唾むしづの走るほど厭になり候へども、秀林院様はさのみお嫌ひも遊ばされず、時には彼是かれこれ小半日もお話相手になさること有之、その度にわたくしども奥女中はいづれも難渋なんじふ仕り候。
糸女覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)