“蟲唾”の読み方と例文
新字:虫唾
読み方割合
むしづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全く良い男には相違ありませんが、自負心が強大で、なまちろくて、平次が見ると、蟲唾むしづが走りさうでなりません。
「わツ、何をしあがるんだ。俺は女が嫌ひだよ。ことにお前のやうなのは、見ただけでも、蟲唾むしづが走る」
平次はさう言つて、蟲唾むしづの走るやうな顏をお勝手に戻しました。