“虚労”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょろう50.0%
きよらう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その顔は全体に、はなはだ病的で土色を帯びていたが、鋭い積極的な理智のひらめきがみなぎっていて、見る者はその単なる肉体的の虚労きょろうを忘れて、ただ驚くべき精力を認めたであろう。
(中略。)手前方にても、八月十七日長女とゑ病死、(中略)、虚労きよらう症にて遂に下泉殆当惑罷在候。(中略。)御従弟、横浜住居之おとし殿及旧門下之仁にも(中略)御為知おんしらせ申上候事に御坐候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)