“きょろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨浪60.0%
去臘20.0%
虚労20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、ただ一ようにほうはいたる巨浪きょろうが、無辺むへんに起伏するのを見るばかりで、何者の影も見あたらなかった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
去臘きょろう大晦おおみそか、朝議すでに幕府に貸す、今春三月五日、吾公の駕已に萩府を発す、吾策ここにおいて尽き果てたれば、死を求むること極めて急なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その顔は全体に、はなはだ病的で土色を帯びていたが、鋭い積極的な理智のひらめきがみなぎっていて、見る者はその単なる肉体的の虚労きょろうを忘れて、ただ驚くべき精力を認めたであろう。