“きよらう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨浪50.0%
虚労50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
憂ひの波はよろこびの巨浪きよらうの下に捲かれてしまふのであつた。私は時々さかまく波の彼方にブラウ(バアニアンの『天路歴程』)の丘のやうな美しい岸邊を見たと思つた。
(中略。)手前方にても、八月十七日長女とゑ病死、(中略)、虚労きよらう症にて遂に下泉殆当惑罷在候。(中略。)御従弟、横浜住居之おとし殿及旧門下之仁にも(中略)御為知おんしらせ申上候事に御坐候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)