藪沢やぶさわ)” の例文
与十 いてえ。(と叫んで)わっ、(と反る時、鯉ぐるみ竹の小笠を夕顔の蔭に投ぐ。)ひゃあ、藪沢やぶさわ大蟹おおがにだ。人殺し!
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蟹五郎 お山の池の一の関、藪沢やぶさわ関守せきもりが控えた。名のって通れ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蟹五郎 藪沢やぶさわのお関守は既に先刻より。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)