“藤波”の読み方と例文
読み方割合
ふじなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅ椅子いすによって、しずかな藤波ふじなみへ、目をふさいでいた快川和尚かいせんおしょうは、ふと、風のたえまに流れてくる、法螺ほら遠音とおね陣鉦じんがねのひびきに、ふっさりしたぎん眉毛まゆげをかすかにあげた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで主馬寮しゅめりょう藤波ふじなみ先生、馬術家の山嶋やましま氏などのお説を聞くと、その頃の乗馬として各産地の長所を取って造ったらどうかという説、これも調べるだけ調べたあげく、この説を採ることにしました。
藤波ふじなみの打ち過ぎがたく見えつるはまつこそ宿のしるしなりけれ
源氏物語:15 蓬生 (新字新仮名) / 紫式部(著)