“藁囲”の読み方と例文
読み方割合
わらがこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向うの水車も藁囲（わらがこ）いされる頃で、樋（とい）の雫（しずく）は氷の柱に成り、細谷川の水も白く凍って見える。黄ばんだ寒い日光は柿の枯枝を通して籾を積み上げた庭の内を照らして見せた。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)