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薄雲太夫
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うすぐもだいふ
ふりがな文庫
“
薄雲太夫
(
うすぐもだいふ
)” の例文
そりや新聞に出てゐた通り、
南瓜
(
かぼちや
)
が
薄雲太夫
(
うすぐもだいふ
)
と云ふ
華魁
(
おいらん
)
に
惚
(
ほ
)
れてゐた事はほんたうだらう。さうしてあの
奈良茂
(
ならも
)
と云ふ
成金
(
なりきん
)
が、その又
太夫
(
たいふ
)
に惚れてゐたのにも違ひない。
南瓜
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
何でもその晩もあいつは酔つぱらつて
薄雲太夫
(
うすぐもだいふ
)
の側へ寄つちや、夫婦になつてくれとか
何
(
なん
)
とか云つたんださうだ。
太夫
(
たいふ
)
の
方
(
はう
)
ぢや
何時
(
いつ
)
もの
冗談
(
じようだん
)
と思ふから、笑つてばかりゐて相手にしない。
南瓜
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
なに誰の仕掛だ。勿論
薄雲太夫
(
うすぐもだいふ
)
のさ。
南瓜
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“薄雲”で始まる語句
薄雲
薄雲女院