“うすぐもだいふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
薄雲太夫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そりや新聞に出てゐた通り、南瓜かぼちや薄雲太夫うすぐもだいふと云ふ華魁おいらんれてゐた事はほんたうだらう。さうしてあの奈良茂ならもと云ふ成金なりきんが、その又太夫たいふに惚れてゐたのにも違ひない。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
何でもその晩もあいつは酔つぱらつて薄雲太夫うすぐもだいふの側へ寄つちや、夫婦になつてくれとかなんとか云つたんださうだ。太夫たいふはうぢや何時いつもの冗談じようだんと思ふから、笑つてばかりゐて相手にしない。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なに誰の仕掛だ。勿論薄雲太夫うすぐもだいふのさ。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)