薄明穹はくめいきゅう)” の例文
やがて太陽は落ち、黄水晶シトリン薄明穹はくめいきゅうも沈み、星が光りそめ、空は青黝あをぐろふちになりました。
まなづるとダァリヤ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
道の左には地図にある通りの細い沖積地ちゅうせきち青金あおがね鉱山こうざんを通って来る川に沿って青くけむったいねせて北へつづいていた。山の上では薄明穹はくめいきゅういただきが水色に光った。にわかに斉田が立ちどまった。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)