蔓菁まんせい)” の例文
彼が、軍を移駐して、ある地点からある地点へ移動すると、かならず兵舎の構築とともに、附近の空閑地にかぶ蔓菁まんせいともよぶ)の種をかせたということだ。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、この蔓菁まんせい播植はしょくは、諸所の地方民の日常食にも分布されて、今も蜀の江陵地方の民衆のあいだでは、この蕪のことを「諸葛菜しょかつさい」とよんで愛食されているという。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)