蒲莚がまむしろ)” の例文
彼は今、玉藻がむいてくれたうりの露をすこしばかりすすって、死にかかった蛇のように蒲莚がまむしろの上にのた打っていた。それを慰めるのは玉藻がいつもの優しい声であった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)