蒋門神しょうもんしん)” の例文
いやその前には、すでに急を知って飛んで来た蒋門神しょうもんしんが仁王立ちとなり、武松をにらまえて眉に憤怒のほのおを立てていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが、あだなを蒋門神しょうもんしんという稀代きたいなのっぽで、身のたけ九尺余り、槍も棒も、けんも脚もきくという凄者すごもの
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おまえさんが快活林かいかつりんの盛り場で、こッぴどい目にあわせた蒋門神しょうもんしんは、ちょう軍団長がこの土地へ赴任して来たときに連れて来た腰巾着こしぎんちゃくだッてことぐらいは知っているだろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)