“葭蘆”の読み方と例文
読み方割合
かろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光春が、田畑の畦道あぜみちから葭蘆かろの茂りまで、どこはどうと、知りぬいていることは、当然であった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両軍とも小半日は葭蘆かろのあいだに、ブヨや蚊に喰われながらも、じっと対峙たいじしたまま、上将の号令を神妙に待っていたが、そのうちに、羽柴方の陣から美しい鞍を置いた一頭の放れ駒が
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)