“葦笛”の読み方と例文
読み方割合
あしぶえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公園の木には、たくさんのすずめがいました。エキモスは子供たちとあそびつかれると、木のかげにやすんで、銀色の葦笛あしぶえをふきます。
銀の笛と金の毛皮 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
彼は一瞬考えて、それから、眼をきらきらさせ、まんざら悪くない声で、といっても、ときに裏声になって、裂けた葦笛あしぶえの音のようになったが、面白い昔のうたをうたいだした。
ふしぎな皮袋とふしぎな葦笛あしぶえ……。エキモスは、にわかに元気がでてきました。そして都をさしてやっていきました。
銀の笛と金の毛皮 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)