“落藉”の読み方と例文
読み方割合
ひか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五万円に近い大金を投じて、落藉ひかした愛妓に対するほどの感情をも持つてゐなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
が、結婚の式場につらなるまで、彼は瑠璃子を高価たかねあがなった装飾品のようにしか思っていなかった。五万円に近い大金を投じて、落藉ひかした愛妓あいぎに対するほどの感情をも持っていなかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)