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萱堂
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カヤダウ
ふりがな文庫
“
萱堂
(
カヤダウ
)” の例文
高野山往生院谷の
萱堂
(
カヤダウ
)
の聖は、真言の本山には、寄生物とも言ふべき念仏の徒であつた。これも元は、紀州由良
ノ
浦の海人から出た寺奴であらうと思はれる。
信太妻の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
數年前の春の初め、野燒きの火が燃えのぼつて來て、唯一宇あつた
萱堂
(
カヤダウ
)
が、忽痕もなくなつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
数年前の春の初め、野焼きの火が燃えのぼつて来て、唯一宇あつた
萱堂
(
カヤダウ
)
が、
忽
(
タチマチ
)
痕もなくなつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
前に言うた高野の「
萱堂
(
カヤダウ
)
の
聖
(
ヒジリ
)
」が語り出したと想像せられる石童丸の語り物が、説経にとり入れられる様になつた。而も石童の父を苅萱と言ふのは、謡曲で見ると「苅萱の聖」とある。
信太妻の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“萱堂”の意味
《名詞》
母の尊称。
他人の母の尊称。
(出典:Wiktionary)
萱
漢検準1級
部首:⾋
12画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“萱”で始まる語句
萱
萱草
萱原
萱葺
萱野
萱笠
萱屋
萱山
萱乃
萱戸