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萠黄縅
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もえぎおどし
ふりがな文庫
“
萠黄縅
(
もえぎおどし
)” の例文
俯目
(
ふしめ
)
に
兄者人
(
あにじゃびと
)
のほうを見てありましたところ、母うえが着せてあげた
赤地錦
(
あかじにしき
)
の
小袖
(
こそで
)
、
萠黄縅
(
もえぎおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
、太刀のこじり、いつまでも、石のように、ひれ伏してありましたが
日本名婦伝:大楠公夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
城寨
(
とりで
)
の山、東条の麓にある龍泉寺の
医王院
(
いおういん
)
の
広苑
(
ひろにわ
)
に、いつになく、鮮やかな菊水の旗と、遠目にも眼を射らるるような卯の花、緋、
萠黄縅
(
もえぎおどし
)
などの鎧、
太刀
(
たち
)
、艶やかな
塗弓
(
ぬりゆみ
)
日本名婦伝:大楠公夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十一月の
霜
(
しも
)
の朝、義経は、
赤地錦
(
あかじにしき
)
の
直垂
(
ひたたれ
)
に、
萠黄縅
(
もえぎおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
をつけ、きょう西国へ下るとその邸を出て、妻の静、その老母、その他、
足弱
(
あしよわ
)
な者たちを、先へ立たせ、わずかの精兵を従えて、御所の門前に
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
萠
漢検準1級
部首:⾋
11画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
縅
漢検1級
部首:⽷
15画
“萠黄”で始まる語句
萠黄
萠黄色
萠黄金襴
萠黄唐草
萠黄緞子
萠黄股引