莚蓆むしろ)” の例文
天気のいわりに往来は少い。墓参はかまいりくかと思われるような女子供の、車に乗ったのに逢った。町屋の店先に莚蓆むしろを敷いて、子供が日なたぼこりをして遊んでいる。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)