荒蔵あれぐら)” の例文
ほどなく土蔵から下りて来た机竜之助は、生平きびら帷子かたびらを着て、両刀を差して、竹の杖をついて、案内知ったらしいこの荒蔵あれぐらを一人で歩いて行きました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)