“荒磨”の読み方と例文
読み方割合
あらとぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は生皮革なまがわで巻いたマキリのつかをシッカリと握り直した。谷川の石で荒磨あらとぎを掛けたそりの強い白刃しらはを、自分の背中に押し廻しながら、左手で静かに扉を押した。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)