“欛”の読み方と例文
読み方割合
つか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男は象眼ぞうがんのある刃や蛇皮を巻いたつかの鉄の武器、銅の武器を持たぬはなかった。びろうどや絹のような布は至る処で見受けられた。
アフリカの文化 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
満足げに首肯うなずき首肯き小高い土盛りの中央に月の光を背にして立った。今一度、勢よく軍刀のつかを背後に押しやって咳一咳がいいちがいした。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
抜く手まねでもしたら横ッ飛びに消えてゆくであろうと、天蔵が、大太刀のつかを一つたたいて見せると、日吉は、にやっと白い歯を出して
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)