“茶時”の読み方と例文
読み方割合
ちゃどき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶時ちゃどきででもあるのか、部屋の中には母の疳高かんだかい話し声や笑い声が娘たちの声に交って陽気にきこえていた。が、母の姿はいつまで経っても現われてこなかった。
近畿地方の一部、または中部地方のそちこちに、飯時めしどきをケドキという言葉がある。岐阜県の南のほうなどでは、このケドキにたいして、そとでする食事をお茶時ちゃどきといってくべつしている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この心持こころもちからいって見ると、一日五度も六度もある農民の食事は、これを飯時またケドキと、そうでないものとの二つに分けることができるので、お茶時ちゃどきという名は古いものでなくとも
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)