茶具ちゃぐ)” の例文
愛想あいそをいって、宿へも女にも幾分いくぶんか心づけをする。書生としてはめずらしい客だから宿の受けはもちろんよい、火鉢に茶具ちゃぐ、比較的下等でないのを取りそろえて貸してくれた。
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)